【読書感想】鳥ってすごい!
体の仕組みに生態、知能など、
とにかく鳥の驚きの能力が盛りだくさん!
【内容】
①鳥の飛行術
鳥の能力と言ったらなんといっても空を飛ぶこと。
速めの鳥では時速50~60kmだというがハリオアマツバメは羽ばたき飛行で時速130kmにもなる。
陸上動物最速で時速110~120kmで走るチーターよりも速い。
逆に最も遅く飛ぶアメリカヤマシギは時速8kmを記録しているらしい。
そんな遅く飛ぶ様子がむしろ想像できないが...
他にも様々な翼の形についてや何日間も休まずに飛び続ける鳥についてなど
②鳥のおしゃれ
鳥には赤や白、黄色など単色のものから複数のものと本当に多くの色がある。
日本でも見られるヤイロチョウという鳥は漢字で八色鳥と書く通り、色とりどりのカラフルな体色をもつ。
なぜこんなに多くの色や模様を持つようになったか、求愛行動に使う飾り羽についてなど
③渡りの謎
鳥は飛ぶことを活かして海を渡って長距離の移動をする。
鳥がどのようなルートで渡りを行うかなど、今まで分からなかったことが最近の科学技術によって解明されてきた。
渡りの追跡方法についてはいくつかあり、足環や首環を用いた標識法、衛星追
跡法、光のセンサーを利用し日出・日没の時間を記録するジオロケータを装着する方法など様々である。
キョクアジサシは北極圏で繁殖して南極圏で越冬する極端な渡りを行う。
その生涯で移動する距離は地球と月の間を2往復するほどだという。
そもそも何を頼りになぜ渡るのか、経路は毎年決まっているのかなど必ず頭をよぎる疑問についての答えが詳しく解説される。
【感想】
鳥の形態の仕組み、驚異の生態、身体能力などを知るほど鳥がなぜ現代の地球にここまで繁栄しているのかが理解できるようになった。
また、内容には載せていないカッコウの托卵いついてやカラスなどが遊ぶということについてなど面白い話がたくさんあってどれも人に話したくなる。
内容の深さに対して文章には専門的な言葉はほとんど出てこないので初心者でもかなり読みやすいと思う。
【おすすめ】
・鳥の生態に興味がある方。
・バードウォッチングが好きな方。
・小鳥を飼育している方。